フランス語は入門レベルのクラス週1の割合で開講されていて、一年間でフランス語の基礎的文法事項や発音、簡単な会話などをまなんでゆきます。 入門用の教科書を用いて、前期と後期の通年授業で一冊の教科書を終わらせます。 一年間の学習で、実用フランス語検定試験の5級程度の知識と運用能力をつけてゆくことを目指しています。 フランス語のクラスは前期はフランス語I、後期はフランス語IIがありますが、更にフランス語の実力をつけて将来的に自分のキャリアーに生かしてゆきたい方にはフランスⅢ、Ⅳのクラスもあります。 |
フランス語は歴史的に外交言語としての国際共通語であり、今でも国連やオリンピックでは公用語として使われています。 それは、近代においてフランスという国がヨーロッパの国々の中で文化的、政治的な中心であったからです。 そして、フランスには様々な知的文化的な知識やものや人々が集まったので、その言語は、歴史的に醸成されてきた人類的文化=文明の一部を担うものとなっていたわけです。 フランス語を学習するということは、こうした近代的知を獲得するためのツールを身につけることでもあります。
現在、フランス語を公用語としている国は世界で50数カ国あります。 こうしたフランス語圏と呼ばれる国々を訪れたり、その出身者と日本で出会うときフランス語が実践的に役立ちます。
フランス語は料理、ファッション、美容、文化などで中う心をしめる言葉です。 日本語になっているフランス語も、この分野で特に多いことがわかるでしょう。 発音は日本人には難しくなく、綴り字の読み方の規則も単純で、慣れればすぐに読むことができるようになります。 文法も語彙力も英語の力が生かせます。
全国レベルでフランス語の到達レベルをはかれるものとして、年2回の文部科学省認定の実用フランス語検定試験が、またコミュニケーション能力をはかる試験としは、フランス政府主催の検定試験DELF/DALF(Diplome d'etudes en langue francaise/Diplome approfondi de langue francaise)があります。 また、英語のTOEICに相当するTCF(test de connaissance du francais)という試験もあります。 実用フランス語検定試験は5級の入門レベルから通訳レベルの1級までが盛岡(会場は県大アイーナキャンパス)で受験することができます。