外国語学習について

岩手県立大学では、英語のほかに、中国語、韓国語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語が開講されています。

なぜ大学で英語のほかに他の外国語も学ぶのでしょう?

地球規模での交流が前提となった今日の人類社会において、人間誰しもが備えておくべき、基礎的な能力として「異なる背景のさまざまな人たちと同じ空間で生きていく能力」を身につけておく必要があります。そのために、英語以外にも、違った言語を学ぶことで、さらに広い視野が育ちます。

経済協力開発機構(OECD)は、人としての基礎的能力として「キー・コンピテンシー(Key Competencies)」(人間力)に関する提言を行っています。

このような能力を身につけるためには、多様な言語と文化への理解が必要です。日本語や現在デフォルトの世界共通語である英語だけでは、異質な人々からなる集団の中での関わり合いややりとりをするには十分ではありません。多様化する人類社会において、英語プラスそれ以外の言語の学習が必要とされている理由はそこにあります。

OECD, DeSeCo による「人間力」の3つの柱


(OECD, DeSeCo. (2006) The Definition and Selection of Key Competencies. Executive Summary. p.5.)